一話
- 2013/10/14
- 09:05
何の音も聞こえない朝、
一機のヘリコプターが誰もいない街の上を飛ぶ。
その周りに朝を告げるようにチュンチュンと鳥の群衆が雲の上を行く。
俺は機内の窓越しに腕を乗せ、空を眺め、、
ヴ)「シャックス!シャックスぅ!ほらあそこ、鳥が飛んでるよ?撃ち殺したいね〜♩ウシシシシwww」
そ、、空を眺め、、
ヴ )「いやぁ、私のP90で撃ち殺したいわ〜♩」
そ、空を、、、
隊員A)「お、おいコラ!!勝手に窓を開けるな!?」
ヴ)「ウシシシシww死ねぇ!!死ねぇ!!」
ダダダダダダダダダダダダダタ
隊員A「ば、バカ何をやってる!?おい誰か!!こいつを止めろ!?」
そ、空を、、、ブチッ
シ)「おい!!💢ヴィネア、てめぇいい加減にしろ、てめぇのケツの穴を溶接して、新しくてめぇの後頭部に風通しのいいなぶち開けるぞ!!」
その朝はいつも通りの朝ではないと感じたがその瞬間、いつも通りの朝だと確信した。
ヴ)「ウシシシシ♩ケツの穴〜♩ケツの穴〜♩」
銃を撃つのをやめた少女は機内をピョンピョンと飛び回っていた。
グ)「なぁ、ボス、、、」
シ)「あ?」
グ)「今回の任務内容まだ何も言われてないっすけど、ついに現地に行かされるんすかね」
シ)「たぶんそだろうな、今朝ヘリコプターに乗ってからずっと測っていたが、明らかにいつものコースとは違う。」
グ)「ヴィネアちゃんに言った方がいいんじゃないっすか?たぶん気づいてないっすよ?」
二人は一瞬、ヴィネアの方を見る、
ヴィネアはパイロットの邪魔をしていて、他の隊員に慌てて抑えられていた。
二人は顔を見合わせ。
シ)「言う必要...」
グ)「ないっすね」
ビービービー
と、同時にヘリコプター内にサイレン音が鳴り響く。
シ)「ほら、言わんこっちゃない、おいヴィネア!!そろそろだ、着るぞ。」
ヴ)「アイアイサー、ボスぅ♩」
防弾チョッキや、ガスマスクを身にまといはじめる
さっきのサイレンは放射能が高い位置に入るとう警告であり。
その音を聞くと、一瞬にして機内は静かになり、三人は出撃準備を整える。
シ)「おい、グレモリー、ヴィネアがちゃんとマスクできたか確認してくれ。」
小柄なヴィネアのマスクのチェックを大男グレモリーが行う。
グ)「ボス!!オーケーっすよ」
サイレンの音が鳴り止む。これは、完全に放射能汚染された上空に突入した合図であり。
さすがに、ヴィネアも少しは緊張しているらしく、静かに座席に座る。
ジャックスだけ立ち上がりパイロットのところへ行く。
シ)「おい、あとどれくらいでつく」
パイロット)「う、うるさいっ!化け物!!座席につけ!あと20分ぐらいだから!!」
なぜかそのパイロットは機嫌が悪く。
なぜ悪いか原因を突き止めるのはベテランのシャックスにとっては時間の問題だった。
そう、このパイロットはおそらく初陣なのだ。ガスマスクをつけていても初めての現地入りは誰でもこうなる。
「そうか、すまん。頼むからちゃんと運転してくれよな。」
気を利かせてか、肩をポンポンと手で軽く叩き、自分の座席につく。
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